マイコプラズマ・ウレアプラズマとは
マイコプラズマ、ウレアプラズマはどちらも細菌の一種で、感染すると尿道から透明な膿が出たり、喉に違和感が出たりします。
比較的新しい性感染症で、日本では2012年から検査ができるようになりました。
症状としてはクラミジアとほぼ同じ。クラミジアの検査結果が陰性でも症状が続く場合は、マイコプラズマ、ウレアプラズマの感染を疑ってみるといいでしょう。
マイコプラズマ・ウレアプラズマの感染ルートと潜伏期間
性行為、オーラルセックス、ディープキスがおもな感染ルートです。
潜伏期間は1週間~1ヵ月ほど
症状が軽いので、感染に気づかないまま過ごし、感染を拡大させる可能性があります。
どんな人が感染しやすい
不特定多数との性的接触機会が多い風俗勤務の女性と、風俗の利用者が感染することが多いです。
最近は出会い系で会って性行為をした場合の感染も目立ってきました。
どんな症状がでるの
尿道に感染した場合は、尿道に軽いかゆみが出て、透明な膿がパンツに付きます。
痛みはほぼないか全くないので、感染したことに気がつかないこともあります。
喉に感染すると、喉がイガイガしたり、少し詰まったような症状が出ます。
女性の場合は自覚症状が出にくいので、感染したまま風俗で働き続けていることも多いでしょう。
どうすれば治る?
抗生剤を1回飲めば完治します。
まずは検査から
受付
予約は必要ないので、直接クリニックにお越しください。
受付で簡単な問診票に記入をただきます。匿名でかまいません。
問診
基本的には問診のみでどの検査が必要かわかりますので、患部を見せていただくようなことはありません。
感染の状況などによっては、同時に他の性感染症の検査をおすすめする場合がありますが、検査をするかどうかはもちろん患者様の判断を尊重いたします。
検査
尿道への感染の場合は尿検査、喉の場合はうがい液での検査となります。
検査前の1時間は排尿しないでください。
検査結果
1週間前後で検査結果が出ます。再度ご来院いただくか、電話でも結果を確認していただけます。
検査結果を待たずに薬をお渡しすることもできますので、時間がない方や症状が出ている方はお申しつけください。
検査と治療の料金
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査料金(自由診療)
たいようクリニックでは、初診料や再診料はいただいておりません。
患者様のご負担は、検査料とお薬代のみです。
尿道への感染疑い
●尿検査料金…8,000円(税別)
喉への感染疑い
●うがい液検査…8,000円(税別)
マイコプラズマ・ウレアプラズマの治療料金(自由診療)
治療方法は抗生剤の服用です。
●お薬代…10,000円~15,000円(税別)
マイコプラズマ・ウレアプラズマの予防方法
オーラルセックスのときからコンドームを付け、ディープキスを避ければ感染の可能性はかなりの割合減らせます(どの性病も基本的に同じです)。
難しいようでしたら、定期的に性病検査を受けましょう。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ豆知識
マイコプラズマというと、肺炎を引き起こす菌のほうが有名ですよね。性感染症のマイコプラズマも同じ名前の細菌ですが種類が少し違っており、マイコプラズマ肺炎の罹患者と性的な接触があっても、尿道や喉に感染することはありません(肺炎には感染します)。
前述しましたが、マイコプラズマ・ウレアプラズマが性感染症の原因と認められて、検査ができるようになったのはごく最近です。一般の泌尿器科の中には、症状や検査方法を知らない医院もありますので、尿道か喉に違和感がある場合で、クラミジア検査が陰性でしたら性病専門のクリニックで検査するのがおすすめです。