- 亀頭や包皮、陰茎が痛い・かゆい
亀頭包皮炎(性器カンジダ症)とは
亀頭包皮炎とは、カンジダ菌などへ感染することにより亀頭や包皮および陰茎が炎症している状態をいいます。亀頭や陰茎に痛みやかゆみがある場合には、第一に疑う症状です。
感染者の傾向
夏場に陰部がムレたり、何らかの原因で陰部の湿度が高い状態になった場合、雑菌や真菌が繁殖しやすくなるので、亀頭や陰茎が菌に感染して痛みやかゆみを引き起こします。
また、包茎の方は包皮と亀頭の間で菌が繁殖しやすいので、亀頭包皮炎になりやすいです。
雑菌への感染は上記が理由になりますが、真菌であるカンジダ菌への感染でも亀頭包皮炎になります。
カンジダ菌は、男性は基本的に性交渉で感染しますが、女性の場合は、性交渉をしていなくても、抵抗力が弱まっているとカンジダ膣炎になりやすくなります。
どんな症状が出るのか
亀頭や包皮に痛みやかゆみが出る。また亀頭が赤くなったり、ブツブツができる場合も。 白いカスのようなものが出る場合は、カンジタ菌に感染している可能性が高いです。
放置するとどうなる?
痛みやかゆみが出るので放置する人はほぼいないでしょうが、仮に放置したとすると、炎症がますますひどくなるので痛みもかゆみも強まります。
どうすれば治る?
抗生剤入りの軟膏で治療します。
まずは検査から
受付
感染した可能性が考えられる行為をしてから1週間以上経っていれば、正確な検査結果が出ます。
予約はいりませんので、直接クリニックへお越しください。
簡単な問診票を記入(匿名)いただいた後、受付の男性スタッフが検査の説明、ご案内をします。

問診
基本的には医師による問診のみでどの検査が必要かは判断できます。
患部を見せていただく必要はありません。
検査
基本的には、尿検査でカンジタ菌への感染があるかどうかを確認します。検査前の1時間はトイレに行かないでください。

検査結果
検査結果が出るまで1日から最大で1週間かかります。
再度来院していただくか、お電話でも結果を確認できます。
検査結果が出る前に薬をお渡しすることもできますのでご相談ください。
検査と治療の料金(自由診療)
尿検査
- 検査結果…1週間
- 料金…8,000円(税別)
- 診察料…0円
治療料金
- 治療方法…抗生剤軟膏
- 料金…10,000円(税別)
亀頭包皮炎の予防方法
雑菌もカンジダ菌も湿気を好みます。陰部を清潔に保ち、通気性のよい下着を履くのがいいでしょう。
包茎の方で亀頭包皮炎を繰り返す場合は、思い切って包茎手術を受けるのも手です。亀頭と包皮が密着しなくなるので、菌の繁殖も抑えられます。
- この記事の監修者:野口 真康
たいようクリニック八重洲院院長
日本性感染症学会 会員